電気ぼんをつくろう

 

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おぼんにのっている今年のおはぎは、とてもおいしいわ。
「おぼん」というのは食器や食べ物なんかをのせるものなの。
今回は、おぼんに電気をのせる「電気ぼん」を作ってみましょう。

 ■■□ 用意するもの □■■

   ・発泡スチロールかプラスチックのまな板

   ・両面テープ 1巻

   ・ 下じき(表面は、消毒用アルコールでふいたり、
         食器用洗剤で洗って油よごれをとり、よくかわかしておく)

   ・ アルミ丸形トレー

   ・ プラスチックコップ

   ・ ウールまたはかがくせんいの布

   ・ ティッシュペーパー

   ・ 静電気防止スプレー

 

 ■■□ 実験のやり方 □■■

1ばん
 

静電気を発生させる台を作ります。


2ばん
 

電気ぼんを作ります。


3ばん
 

ウールやかがくせんいの布で下じきをこすって静電気をおこします。


4ばん

 

電気ぼんを下じきにのせ、指を近づけ「パチ」といって放電(ほうでん)します。


 

5ばん

 

電気ぼんを上へ持ち上げます。このとき、電気ぼんには電気がたまっています。


6ばん

 

電気ぼんに指を近づけると、また「パチ」といって放電(ほうでん)します。下じきの上におくと、また「パチ」と放電し、持ち上げるとまた「パチ」。何度でもくりかえし電気を起こすことができます。


7ばん

 

電気ぼんの遊び方。


解説(かいせつ)

 

 電気ぼんを下じきにおくだけで、どうして何度でも電気をおこすことができたのでしょうか?

 塩化ビニル製の下じきをウールなどでこすると、マイナスの電気がたまります。
電気ぼんをこの上にのせると、マイナスの電気どうしは反発し合うので、電気ぼんの中のマイナスの電気はにげようとします。(これを静電誘導といいます)
 「電気」というとなにか特別の物のような気がするかもしれませんが、どんな物でも(私たち人間でも)、マイナスの電気とプラスの電気を同じ量だけ持っているのです。
 さて、下じきの上の電気ぼんに指を近づけると、人間の体をとおって、マイナスの電気が地面ににげようとします。それで放電(ほうでん)がおきるのです。
 マイナスがにげた電気ぼんにはプラスの電気がのこっています。下じきの上にあるときは、下じきのマイナスの電気に引っぱられて、電気ぼんのプラスはにげることなどできませんが、持ち上げてしまえばプラスの電気は電気ぼん全体に広がって、電気ぼんいっぱいがプラスになり、機会があればプラスの電気はにげたいという状態になっています。だから指を近づけると、放電(ほうでん)するのです。
 電気ぼんの中のプラスとマイナスの電気は、ものすごくたくさんあってどちらも放電したくらいでなくなることはありませんから、下じきに電気がたまっている間は、何度でも放電(ほうでん)させることができるのです。


 

  

 

 ■■□ 一口メモ □■■

 「電気ぼん」は電池の生みの親・ボルタさん(18世紀のイタリアの物理学者です)が発明しました。実用的な物ではないのであまり多くの人には知られていませんが、見た目も実験もおもしろいので私は気に入っています。たくさん電気もためられますし・・・

みなさんにも気に入っていただけるとうれしいです。

 

    

制作・著作:株式会社ア・メイズ
       http://www.a-maze.co.jp
 実験指導:サイエンスプロデューサー 杉木 優子
イラスト :ハンコ工房M-Do  スズキ マドカ
       http://m_do.tripod.co.jp/ (M-Doのお仕事ノート)
 監 修 :米村でんじろうサイエンスプロダクション 米村 傳治郎




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